小規模建設業におすすめの会計ソフト5選
使いやすさとコスパで選ぶ【2025年最新版】
建設業の皆さんは日中は現場で忙しく、夜は経理や資金繰りに追われていませんか?
建設業は他業種と比べて会計処理が複雑で、「完成工事高」や「未成工事支出金」など特有の勘定科目の管理が必要です。
そのため、適切な会計ソフトを導入することが業務効率化の大きな鍵となります。
特に小規模な建設会社では、限られた人員で経理業務をこなす必要があるため使いやすさとコストパフォーマンスに優れた会計ソフトの選択が重要です。
株式会社デルタでは建設業に特化したシステム開発や運営も行っております。
現状でお使いの会計ソフトでの会計処理に不安を感じているなどあれば、ぜひ株式会社デルタにお問い合わせください。
建設業向け会計ソフトを選ぶポイント
建設業向けの会計ソフトを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
1. 建設業特有の機能に対応しているか
建設業特有の勘定科目や工事別原価管理に対応しているかどうかは重要なポイントです。
工事ごとの収支管理や原価算出が正確に行えるソフトを選びましょう。
工事ごとの収支管理や原価算出が正確に行えるソフトの一例
- 弥生株式会社 「工事原価Pro」
- 株式会社プラスバイプラス 「どっと原価シリーズ」
2. 使いやすさはどうか
経理の専門知識が少なくても、直感的に操作できるインターフェースを持つソフトが理想的です。
特に小規模建設業では、経理担当者が専任でいないケースも多いため、操作のしやすさは重要な選定ポイントになります。
3. 導入・維持コストは適切か
初期費用と月額料金のバランスを考慮し、会社の規模に見合ったコストパフォーマンスの高いソフトを選びましょう。
クラウド型は初期費用が抑えられる傾向にあります。
4. クラウド型かインストール型か
クラウド型は場所を選ばず利用でき、データのバックアップも自動で行われます。
一方、インストール型は一度購入すれば継続的な費用が発生しにくいのが特徴です。
小規模〜中堅規模の建設業であれば、基本的にはクラウド型がおすすめです。
5. サポート体制は充実しているか
初めて会計ソフトを導入する場合、充実したサポート体制があると安心です。電話サポートやオンラインマニュアルなど、困ったときにすぐ解決できる環境が整っているソフトを選びましょう。
小規模建設業におすすめの会計ソフト5選
それでは、小規模建設業におすすめの会計ソフト5選を紹介します。
以下の表で特徴などを比較できます。
ソフト/項目 | 特徴 | おすすめな人 | 料金 |
マネーフォワード クラウド会計 | ・自動仕訳機能が充実
・銀行やクレジットカードとの連携で取引データを自動取得 ・2,300以上の金融関連サービスと連携可能 ・建設業向けテンプレートが用意されており、特有の勘定科目に対応 ・スマートフォンアプリでも利用可能 |
・自動化機能を活用して経理業務の効率化を図りたい方
・スマホでも会計処理を行いたい現場作業中心の経営者 ・複数の金融機関との連携を重視する方 |
個人向け:
900円/月~ 小規模〜中小企業向け: 2,980円/月~ 中堅〜上場企業: 要問合せ |
freee会計 | ・経理知識がなくても使いやすい直感的なインターフェース
・領収書をスマホで撮影するだけで自動仕訳 ・建設業向けの勘定科目テンプレートを標準搭載・インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応 |
・会計知識が少なくても直感的に操作したい方
・領収書が多く、入力の手間を減らしたい方 ・コストを抑えながら基本機能を使いたい方 |
ひとり法人:
2,980円/月 スターター: 5,480円/月〜 スタンダード: 8,980円/月〜 |
弥生会計 オンライン | ・長年の実績がある老舗会計ソフトのクラウド版
・建設業向けのデータテンプレートを提供 ・税理士との連携がスムーズ・手厚いサポート体制 |
・安定性と実績を重視する方
・税理士との連携を重視する方 ・手厚いサポートを求める方 |
セルフ:
10,300円/年 小規模〜中小企業向けプラン: 17,250円/年 中堅〜上場企業プラン 30,300円/年 |
勘定奉行クラウド(建設業編) | ・建設業に特化した専用ソフト
・工事別の仕訳や原価管理機能が充実 ・工事原価の「見える化」に優れている |
・建設業特有の会計処理を重視する方
・複数の工事案件を並行して管理したい方 ・原価管理を徹底したい方 |
iAシステム:
27,500円/月~ iBシステム: 31,250円/月~ iSシステム 40,500円/月~ |
PCA建設業会計 | ・建設業特有の会計処理に対応
・工事台帳や原価管理機能を標準搭載 ・仕訳の承認機能や予約伝票登録機能あり ・他システムとの連携も容易 |
・システム連携を重視する方
・将来的な業務拡大を見据えている方 ・分析機能を活用したい方 |
PCAサブスク
9,350円/月 PCAサブスク dx コンプリート 14,850円/月〜 |
小規模建設業が会計ソフトを導入するメリット
会計ソフトを導入することで、小規模建設業にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
1. 建設業特有の複雑な会計処理が効率化
建設業は工事ごとの原価管理や進捗管理など、特有の会計処理が必要です。専用の会計ソフトを導入することで、これらの複雑な処理を効率的に行うことができます。
2. 経理業務の時間短縮
自動仕訳機能や銀行連携機能を活用することで、日々の経理業務にかかる時間を大幅に短縮できます。
その結果、本業に集中できる時間が増えます。
3. 経営状況の可視化
会計ソフトを使えば、工事ごとの収支や全体の経営状況をリアルタイムで把握できます。
データに基づいた経営判断が可能になり、不採算工事の早期発見や対策にもつながります。
4. ミスの削減
手入力による計算ミスや転記ミスを防ぐことができます。
特に確定申告や決算書の作成時には大きなメリットとなります。
5. 税理士との連携がスムーズに
クラウド型の会計ソフトであれば、税理士とデータを共有することが容易です。
遠隔地からでもリアルタイムに会計データを確認できるため、アドバイスをもらいやすくなります。
まとめ
小規模建設業に適した会計ソフトを5つ紹介しましたが、最終的には自社の状況や優先したい機能によって最適なソフトは異なります。
- とにかく使いやすさを重視したい → freee会計
- コストパフォーマンスを重視したい → マネーフォワード クラウド会計
- 安定性と実績を重視したい → 弥生会計 オンライン
- 建設業特有の機能を重視したい → 勘定奉行クラウド(建設業編)
- システム連携を重視したい → PCA建設業会計
時期によっては無料トライアル期間や初年度無料期間が設けられているソフトもあるので、実際に導入してみて操作感を確かめることをおすすめします。
また、自社の成長に合わせてソフトを変更することも視野に入れておくと良いでしょう。
株式会社デルタでは建設業に特化したシステム開発や運営も行っております。
現状でお使いの会計ソフトでの会計処理に不安を感じているなどあれば、ぜひ株式会社デルタにお問い合わせください。